つないだ手。
見慣れた景色が広がる。

いつも幸せな気持ちで
ヒロくんの助手席から
見た景色。


もうすぐ会えるっ!!!!


帰れって言われても
嫌いって言われても

もう絶対諦めない。




ヒロくんの家に
タクシーがつくと

急いで降りてヒロくんの家の
チャイムを鳴らした。


「は〜いっ」

お母さんがドアを開けてくれた

「ヒロくん居ますか!?」

私が言うと…

「居る…けど…」

「じゃあ失礼します。」

私は勝手にヒロくんの家に
あがった。

「だめよ!待って!!」

ヒロくんのお母さんの
言葉は無視して
走って階段をあがり
ヒロくんの部屋のドアを
開ける。


会いたい…

会いたいよ…!!

ヒロくん…!!!
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