つないだ手。
「…………かない」

「あ?」

「出ていかない!!!

あんたが帰って!!
早く服着て今すぐ
出てってよ!!!!

ヒロくんはあんたなんかに
絶対返さない!!!

私はヒロくんのモノだから!

ヒロくんは…

モノじゃないけど…


でも私が一番ヒロくんのこと
好きだから!!!!


だから帰って!!!

ヒロくんに触らないで!!!」



泣きながら怒鳴っていた。

完全に私は狂っていた。
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