つないだ手。
「ヒロくん…


ごめんなさいっっっ!!!!」


ヒロくんに頭を下げた。

頭を下げたまま、

「私何も知らなかった…

逃げてばっかりだった…

でもそれでも
ヒロくんが好きなの!

ヒロくんと居たいの!

お願い…

私と付き合ってくれなくても
前みたいにそばに
居てくれない…?」


私は泣かずに
きちんと伝えた。

甘えない。

私はもう逃げない。
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