つないだ手。
「離して…」

「てめぇ…裏切ったな!」

店長はそう言って
私を殴った。

何発も何発も…


「やめて!お願い!」

泣きながら言っても
店長はやめてくれない。




私は痛くて怖くて


「ごめんなさい!

ごめんなさい!!」

とずっと謝っていた。



しばらくして

店長は殴るのをやめて

私を抱きしめた。


「結菜…ごめん…俺…」

体も顔も痛い…

触らないで…

逃げなきゃ……………

私は逃げたいのに
怖くて体が思うように
動かなかった

「結菜…ずっと一緒だよな?」


店長が言う…
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