つないだ手。
ヒロくんもビールを開けて
テレビをつけた。

「俺明日休みだから
泊まってきな?」

「めっちゃヤリ目だね」

私は素直に思ったことを
口にした。

「ハハハッ!
ヤリ目ね〜明日の朝んなって
俺が手出してなかったら
お前謝れよ!」

「絶対手出すしょ!」

「出さないって!
起つかもだけど!(笑)」

「やだ!たたないで(笑)」

「下半身に頼んでくれ」

私はヒロくんの
下半身に向かって
手を合わせて拝んだ。

「俺の息子は神か!」

と笑ってるヒロくん。

私はいやなことなんか
完璧忘れてた。

ただゲラゲラ笑って
一緒に飲んでた。

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