つないだ手。
「変われない………」

私には無理。

今さら普通に頑張るなんて
出来ない。


「そっか。

変わった結菜が見たかった。」

そう言ってヒロくんは
悲しそうな顔をした。

私の頭を撫でるのもやめた。


昨日会ったばかりの人に
全否定されてる私って…


でも相手がヒロくん
だったからかな。

不思議と腹は立たなかった。


あ〜…変わらなきゃなぁ。

いつかは変われるのかなぁ。


なんて思ってた。

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