つないだ手。
今日もまた
ヒロくんはシャワーを浴びて
ご飯を食べて
部屋に戻ってくる。

私が居る布団に
ヒロくんが座る。


そばに居ることが
幸せだった。


その時ヒロくんの
携帯が鳴った。


しばらく話し込むヒロくん。


「結菜、友達来てもいい?」

ヒロくんが私に言った。

「私居ていいの?」

「全然いいよ!」



邪魔じゃないかな…

私はそう思いながら
化粧を直した。


< 68 / 256 >

この作品をシェア

pagetop