つないだ手。
「ヒッ!!」

と怯えた声がした。


ヒロくんが片手で
壮介の胸ぐらを掴んで
持ち上げている。

キョウくんとチナツくんは
笑いながら見ている。

私は唖然。

片手って……………


「風俗?誰がよ?
いつやってたって?
てめぇに何関係あんのよ?
え?文句あんなら
俺にいえ!!!!!」

そう言ってヒロくんは
壮介を投げ飛ばした。


思いっきり尻餅をついた壮介。

ビクビクしながら
最後にこう叫んだ。


「あ、お前働いてた店
つぶれたんだっけか〜
お前のせいでっ!ハハッ…」

そう言って帰って行った。
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