つないだ手。

もちろんその日
店長に抱かれた。

スーツの店長は
かっこいいけど
脱ぐとかっこよさが半減した。

きっと私も
店長の女で居る私が
好きなだけで
一人の男として
店長を好きな訳じゃなかった。



でも。

寂しかった。


毎日、むなしかった。

お金はあっても、
なんか違う。

私が求めてるのは
こうゆう事じゃないのに…


だんだん気付きはじめた。

私には結局

なにもないことに。
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