つないだ手。

最初で最後のプレゼント

次の日の朝、

目を覚ますと腕枕のまま

抱き締められていた私。


まだ寝てるヒロくん…


寝顔にキスした。


幸せだよ、大好きだよっ!

この気持ちを
表す言葉が見つからない位

私はヒロくんが好きっ。



ただただ夢中だった。




私は寝てるヒロくんの
腕をすり抜け
服を着てタバコに
火をつけた。

自分のタバコもあるのに
ヒロくんのセブンスターを
吸った。

ヒロくんの匂いがして
また幸せな気持ちになる。



「結菜、俺にもタバコ」

ヒロくんが起きたらしく
寝ながら手を伸ばしてきたから

私のマルメンに火をつけて
渡した。

「まっず!

俺メンソール無理。

って結菜俺の吸ってるし!」

ゲラゲラ笑うヒロくん。

「交換する?」

と聞くと

「なんか可愛いから
このままでいいっ!

でもマッズ!!!!」

と言って笑った。
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