平行線.
「もしもーし?」
「あ、え。はぃっ!?」
「声裏返ってるしww」
笑うなっ!
びっくりしてんだよっ
「あのさ。なんであたしの電話番号知ってるのかな?おかしいよね。あたし教えてないよね。まさかの不審者ですか」
「………」
「もしもし?」
「……くっ」
「はい?」
「あははははっ
やばいっ…悪いつぼったっ…」
「はぁぁあぁっ!?
あたし何もつぼるような事言ってないしっ」
「だってお前っ…いきなり隣の席になったやつのこと不審者扱いとかっ…」
こらえきれなくて笑いながら話す隣の席の人(自称不審者←)
しばらくくだらない言い争いが続き…
「…で?あたしになにか用?」
「ん?あぁ。大切な用事があんだよ」
「大切な用事ー?」
「すっげー大切な用事」
がらでもなく怜が真剣な声になるから緊張する
「な、何っ?」