担任は優しい旦那様
『お父さん
ありがとう』

「悠緋さんも
ありがとうございます」

『マー君
やったね。』

マー君におもいっきり
抱きついた。

『あぁ
そぉだな』

『華蓮のお父さん、
お母さん、
ありがとうございます』

「娘を幸せに
してやってくれ」

『勿論です
華蓮は俺が
一生幸せにします』

こぉして、
私達は
結婚する事が出来た。

そして、
あの話合いの一ヶ月後。
(十二月二十五日)

この日は
終業式だった事もあり、
午前中で終わりだった為
市役所に婚姻届を
出しに来た。

そして、この日から私は
マー君のマンションで
暮らす事になった。

二人で暮らせるのは
良いのだけれど
此処だからと
学校が少し遠かった。

マー君は車なのですぐ着く。

私はと言うと
自転車で行かなければ
ならない……
歩いたら三十分は掛かる

『マー君、
今日から夫婦だね』

『そぉだな
華蓮、これからヨロシクな』

『私の方こそヨロシクね』

〈何だか緊張するかも〉

『マー君、ありがとうね
私と結婚してくれて』

『後一年
頑張って卒業しなきゃね』

『そぉだな
華蓮は行きたい
大学とか専門とか
あるのか?』

『う〜ん
まだ決めてない。
来年には進路希望
書かなきゃだし……
どぉしよう』

『まぁそんなに
急がなくても平気だよ』

『どぉしても行きたい
学校がなけりゃ、
専業主婦になれば
いいんだしな』

〈悪戯っ子みたい〉

『華蓮は今日から
俺の奥さんなんだから』

『そぉだねマー君と
結婚できて本当に嬉しい』

『でも学校では、
佐川先生って
呼ばなきゃだよね……』

『だな。
俺も南って
呼ばなきゃだし……』

『何か結婚したのに
旧姓で奥さんの事
呼ぶって変な感じだな』

〈それもあるけど、
少し寂しい気もする〉

『確かに微妙だよね』

『あ!!
学校って言えば
此処からだと
チャリ通だよね』

『皆に
怪しまれないかなぁ』

〈心配だよ〉

『そぉか
此処から歩くと
三十分は掛かるもんな』
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