担任は優しい旦那様
『なら、
気をつけて行けよ』

〈何で?〉

『あの辺は、
不良が多いからな』

〈そぉなんだ〉

『うん。気をつける』

『心配してくれて
ありがとう』

『大事な奥さんだからな』

〈耳元で囁かれた〉

それだけ言って、
マー君は、先生達の方に
行っちゃった……

不謹慎かもだけど
マー君が心配して
くれる事が凄く嬉しい。

始業式が終わり、
教室に戻った。

『今日は、
これで終わりだが、
明日から授業だからな
忘れ物とか遅刻とかするなよ』

「『はーい』」

始業式は終わった。

一旦皆自分の家に帰り、
私服に着替える。

待ち合わせは、
駅前のファミレス。

時間は、午後一時。

現在の時刻十二時三十分

駅までは、
此処からだと、二十分。

私は急いで家を出た。

(もちろんチャリで)

ファミレスに着いたのは
やっぱり十分前の
十二時五十分。

中に入ると絢菜が居た。

莉果はまだみたいだ。

私は店員さんに
待ち合わせだと言って、
そのまま絢菜の居る
テーブルへ行った。

『絢菜、待った?』

「全然
あたしもさっき
来たとこだよ」

『よかった
莉果遅いね』

〈何時ものことだけど〉

「すぐ来るよ。
莉果って何時も
時間ギリギリで来るじゃん」

『確かにそぉだね』

十二時五十五分
莉果が来た。

「ほらね」
あたしの言った
通りでしょ?」

〈絢菜が
誇らしげに言った〉

『だね』

「莉果〜おそ〜ぃ」

「ゴメンゴメン」

「まぁいいけどさ」
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