担任は優しい旦那様
着いた時には
笑いが治まってた様で
備え付けのベンチに
座って缶コーヒーを
飲んで居た。
私と理香は
三人の分も買って
戻ろうとしたら
左京先生が
恋の分を出してくれた。
部屋に戻ると
三人は起きていた。
「何処行ってたの?」
既に布団を
畳み始めてる
陽菜子が聞いて来た。
『自販機だよ』
手に持った
五種類の飲み物。
『そうそう、
恋の分は左京先生が
買ってくれたんだよ』
「朝食の時にでも
お礼いいなよ」
理香が恋を
小突きながら言った。
「分かった、
教えてくれてありがとう」
昨日の夜と同じ様に
マー君たちの部屋に
集まって、皆で食べた。
「左京先生、ジュース
ありがとうございました」
食べてる最中に
箸を置いて、先生の目を
真っ直ぐ見て恋が言った。
「いいんだよ、
それくらい
彼氏なんだから」
あっ、恋が照れてる。
そんな二人が
微笑ましく思った。
皆で
色んな所を回ったり、
途中で恋たちを
二人っきりにしたりと
何かと楽しかった。
そして、今日は最終日。
楽しい時間は
案外あっさりと
過ぎて行く。
今は、皆で
お土産屋さんに来ている。
私とマー君は
家族への
お土産が被らない様に
二人で選んでいると
左京先生が皆を呼んだ。
「皆ちょっと来て」
そう言われれば
行くしかなく、
呼ばれた方へ行くと
勾玉の形をした
ストラップがあり、
色で言葉が違っていた。
その中で左京先生が
手にしていたのは、
翡翠色で"仲間"だった。
「これ、
皆でつけないかい?」
そんな楽しかった
夏休みも終わり
二学期になっても
私たち六人は
仲良しだった。
携帯には
あの時のストラップが
ぶら下がっていた。
校内では先生と生徒でも
校外では仲間である。
そんな仲のいい
私たちを妬ましそうに
見ていた人物が居たのを
ある日の帰りに
理香たちが怪我を
したことで
知ることになる。
「華蓮!!」
家の中に入るなり
理香が
泣きそうな顔して
抱き着いて来た。
二学期に入って
三週間目の週末、
何時もの様に
一度帰ってから
私の家に来る途中で
何者かに襲われたらしい。
笑いが治まってた様で
備え付けのベンチに
座って缶コーヒーを
飲んで居た。
私と理香は
三人の分も買って
戻ろうとしたら
左京先生が
恋の分を出してくれた。
部屋に戻ると
三人は起きていた。
「何処行ってたの?」
既に布団を
畳み始めてる
陽菜子が聞いて来た。
『自販機だよ』
手に持った
五種類の飲み物。
『そうそう、
恋の分は左京先生が
買ってくれたんだよ』
「朝食の時にでも
お礼いいなよ」
理香が恋を
小突きながら言った。
「分かった、
教えてくれてありがとう」
昨日の夜と同じ様に
マー君たちの部屋に
集まって、皆で食べた。
「左京先生、ジュース
ありがとうございました」
食べてる最中に
箸を置いて、先生の目を
真っ直ぐ見て恋が言った。
「いいんだよ、
それくらい
彼氏なんだから」
あっ、恋が照れてる。
そんな二人が
微笑ましく思った。
皆で
色んな所を回ったり、
途中で恋たちを
二人っきりにしたりと
何かと楽しかった。
そして、今日は最終日。
楽しい時間は
案外あっさりと
過ぎて行く。
今は、皆で
お土産屋さんに来ている。
私とマー君は
家族への
お土産が被らない様に
二人で選んでいると
左京先生が皆を呼んだ。
「皆ちょっと来て」
そう言われれば
行くしかなく、
呼ばれた方へ行くと
勾玉の形をした
ストラップがあり、
色で言葉が違っていた。
その中で左京先生が
手にしていたのは、
翡翠色で"仲間"だった。
「これ、
皆でつけないかい?」
そんな楽しかった
夏休みも終わり
二学期になっても
私たち六人は
仲良しだった。
携帯には
あの時のストラップが
ぶら下がっていた。
校内では先生と生徒でも
校外では仲間である。
そんな仲のいい
私たちを妬ましそうに
見ていた人物が居たのを
ある日の帰りに
理香たちが怪我を
したことで
知ることになる。
「華蓮!!」
家の中に入るなり
理香が
泣きそうな顔して
抱き着いて来た。
二学期に入って
三週間目の週末、
何時もの様に
一度帰ってから
私の家に来る途中で
何者かに襲われたらしい。