変人同士が恋をした
あっという間に準備は整ってしまった















そして結婚式当日……


朝から、アイルは不機嫌だった


「姫様…
晴れの舞台ですのに、どうしてそのようなお顔をなさっているのですか」


小さい時から、仕えているじいがそう言う


「だって、勝手に決められたのよ!?
私は認めてないんだから!!」


私がそう言えば、じいは苦笑いをする


「(ですが、あの王子をみれば姫様も頷いてくれるでしょう)」


じいは密かに呟いた

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