変人同士が恋をした
「王族たるもの、魔法はたしなみ程度には使えないと、って言われてます」


「…ふぅん…」


「あ、シリル様
こっちですよ~!」


少し歩いたところにある魔法塔


「石造りだね~」


シリルはポツリと言った


「スゴイですよね~!」


キャッキャっとはしゃいでいるアイル


「うん」


柔らかく微笑んだシリル


「それじゃ~、入りましょうか!」


やはり、兄に会えるということもあるのか、嬉しそうなアイル
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