仲直りのキス
後ろを振り向くと、見覚えのある男の人がいた。
「え?あ・・・!もしかして、宮澤か?」
「そうだよ!覚えてくれてたんだ!」
こいつは、私の家の隣に住んでいた「宮澤聖也」。
家が隣ということで、よく小さい頃遊んでいた。
同い年で、以前、同じ中学校に通っていたが、家庭の事情で、宮澤は引っ越してしまったのだ。
「久し振りだね、美咲」
「ああ。お前も元気そうだな」
しばらく、過去の話や、たわいのない話をしていた。
久し振りに会えて、話せて楽しかった。