キミだけ
ドキドキ
もうとっくに1限目は終わっていて、珱と別れて、クラスに着いた時は2限目が終わっていた。
「おい!!荷物置いてどこ行ってたんだ。」
「すんません。」
「すんませんじゃないぞ!どこ行ってたんだ??」
また聞くぅ???
「花怜さぁ、家に忘れ物取りに行ってたんだよねぇ。」
前の席にいるさおちゃんが言った。
話合わせろーってジェスチャーしてる。
「は、はい!!そうなんです!!ちょっと筆箱忘れちゃって〜、無かったらやばいなぁって思ったんでぇ...!!」
「そうか。シャーペンと消しゴムぐらい隣のやつか友達に借りろ。
まぁいい。席に着け。」
「はぁい。」
ふぅ良かった。
何とか説明ついた。
さおちゃんが私の方をみて、
「で、あの男何だったの。」