キミだけ




心臓がバクバクしている。



「ついて来い。」


とたんに私の腕をつかみ引っ張っていった。



「え..ちょ....何なんですか!!」


彼は無視してどんどん私を引っ張っていく。



「かれーんどこ行くの??」


「さおちゃーん助けてぇ!!」



「ダチか。」

「う、うん。」


私は半泣き状態。



「おい、こいつかりるから。ちゃんと朝学活までには返す。」


その男はさおちゃんにむけてそう叫んだ。


さおちゃんは唖然としていた。




....て曲がっちゃった。
さおちゃんがもう...見えない。






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