はちみつ色
「は~るやま君っ」


ズシリと重たい感覚に目を向ければ、同じクラスの女が俺の腕にぶら下がる。


「・・・・・・あ、何?」


「夏休みぃ~一緒に遊ぼうよぉ~」


何でオマエと遊ばなくちゃいけないんだよ。


「ヤダヤダっ!!あたしも誘ってよぉ!!」


「じゃ、アタシと遊んで?」


「えー、ズルイ!!一緒に海に行こうよぉ~」


「何で、海なのよっ!!」


「えー、だってぇー守ってくれそうじゃん?」


何も答えない俺の周りに、次から次に女が寄って来る・・・。


いや、もう・・・マジ勘弁。


俺の都合とかって考えないわけ!?
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