【更新停止中】家政夫くんの攻略法
「福島に聞いたんだ。こはるがここのプリンが好きだって」
困ったように、くしゃっと髪をかきあげる。
「学校でひどい態度とっただろ。
それで、どうしたらいいかわからなくなって、とりあえず一緒にこれを食べようと思って」
左右に泳がせていた目が、じっとわたしを捉える。
「ごめんな」
なんだ...右京くんも悩んでたんだ。
何がきっかけで、心が離れてしまったのか確信はないけれど、わたしが彼を傷つけた”何か”があったんだ。
そして彼もまた関係を切ってしまったことを、悩んでくれていたんだ。
それでも今日、わたしを笑顔で迎えてくれた。
「わたしの方こそ、ごめんね」
「ん。じゃあ、着替えてこい」