【更新停止中】家政夫くんの攻略法
*7限
家政夫くんと余韻
翌朝、いつもの時間より少し早めに家を出て、学校への道を歩む。
11月の朝は少し寒くて、眠気が覚めて気持ちがすっきりする。
どうしていつもより早めの時間なのか。
それは会いたい人の背中を見つけられるかもしれないから。
———あ。
朝日に照らされ、髪の毛は金色に輝いている。
勇気を出して、小走りに駆け寄る。
「おはよっ」
ぐいっと学ランの背中を引っ張る。
それに驚いたように振り返るも、彼は「なんだおまえか」という顔をする。