【更新停止中】家政夫くんの攻略法
「中村さん、今日の古典の課題なんだけど、わからないところがあって。あとで教えてくれないかな」
「うん、いいよ。あとで教室で...」
「課題の答えなんて、教科書に書いてあるだろ。自分で調べてから言え」
・・・。
わたしの隣でむっつりした顔を浮かべる右京くん。
「...あのね、水嶋くんはまだ教科書持ってなくて」
「それでもおまえが教える義理はないだろ」
何が何でも水嶋くんを信用したくないのか、面白くなさそうな態度。
「あのさ、ちょっといいかな」
そう言って真剣な顔で話を切り出すのは水嶋くん。