【更新停止中】家政夫くんの攻略法
「君と中村さんの間柄に、僕は関係ないかもしれない」
「そうだな、おまえは関係な...」
「ただ」
何か言い返そうとした右京くんの言葉を、水嶋くんは一言で断ち切る。
「人に対して”おまえ”呼ばわりすることや、彼女に対する態度がきついことはいただけないかな」
話している途中に、自然にわたしと右京くんの間に入る水嶋くん。
それはまるでわたしを守るような姿勢。
その背中は大きくて...まるで王子様...!
わたしの他にも、女生徒が何人か心の中で思っているような気がする。
「お、おま...いや、きみ......」
何か言いたそうに言葉を探す右京くん。
「...貴様なあ!」
《貴様?!》
右京くんの言葉に、わたしを含めた大勢が振り返る。