【更新停止中】家政夫くんの攻略法



「君と中村さんの間柄に、僕は関係ないかもしれない」


「そうだな、おまえは関係な...」


「ただ」

何か言い返そうとした右京くんの言葉を、水嶋くんは一言で断ち切る。



「人に対して”おまえ”呼ばわりすることや、彼女に対する態度がきついことはいただけないかな」



話している途中に、自然にわたしと右京くんの間に入る水嶋くん。


それはまるでわたしを守るような姿勢。



その背中は大きくて...まるで王子様...!



わたしの他にも、女生徒が何人か心の中で思っているような気がする。



「お、おま...いや、きみ......」



何か言いたそうに言葉を探す右京くん。


「...貴様なあ!」



《貴様?!》

右京くんの言葉に、わたしを含めた大勢が振り返る。


< 248 / 257 >

この作品をシェア

pagetop