【更新停止中】家政夫くんの攻略法
それにしても、田口さんの告白相手
背格好だけでもずいぶんかっこいい。
夕方に向けて少し傾いた太陽を浴びた髪の毛は金色だ。
身長が高めに見えるのは、田口さんが小柄なせい?
ううん。見間違いじゃないほどの高身長。
告白してる最中に横切るなんて、無礼にもほどがあるよね。
横切るわたしも気まずいし...。
だけど化学室へ通ずる道はこの廊下だけ。
早く提出して帰ろーっと。
待たせてる人がいるもん。
できるだけ空気になろうとひっそりと歩くも、やっぱり告白が気になる。
誰にだって野次馬精神はあるよねえ。
「「あーっ!!」」
田口さん、そして告白されてる彼を通り過ぎたところで、田口さんのお友達二人の叫び声が響く。
ふと振り返ると思わず、わたしも声を発した。
「あっ...」