【更新停止中】家政夫くんの攻略法
*2限
家政夫くんと保育園
放課後。
今日は沙織と一緒に下校せず、一人教室を出る。
「待てよ」
低い声が耳に届く。
「坂口くん...」
太陽の光が弱まっていて、廊下は少し暗め。
生徒も帰ったり、部活に行ったりで廊下には生徒が一人もいない。
そんな中、彼はじりじりと歩み寄りわたしとの間合いを詰める。
ぎゅっと革バッグを持つ手に力を入れる。
逃げようにも、逃がしてくれなさそうな雰囲気。
学ラン姿の彼は目の前。