【更新停止中】家政夫くんの攻略法
やばい、やばい。遅刻だあ!!
学校を出ると、マラソン感覚で一気に目的地まで走る。
足は速い方。でも持久力はない。
徐々にスピードが遅くなりながらも、なんとか目的地までたどり着く。
「こんにちはー!」
階段を登り、境内の落ち葉を掃除しているおじさんに声をかける。
おじさんと言っても住職さんだけど。
ぺこりと会釈され、わたしはまた走る。
裏から周り、急いで事務室に入る。
自分の更衣室ロッカーに荷物を入れ、髪の毛をポニーテールにまとめる。
「あーっ!! エプロン忘れた...」
洗濯機に入れたまま、持ってくるのを忘れた。
というか洗濯するのも忘れた。
申し訳なく、共同のエプロンを使う。