【更新停止中】家政夫くんの攻略法



よーっし。ちょっとおどかしてみよう。


いたずら心が芽生え、そろりそろりと近づく。



「せい...」

「けい...」



少しずつ距離を縮めると、二人は赤いバケツを運んでいることがわかった。


チャプチャプと水面が揺れている。



「おっはよーっ!!」



両手をパーっと広げて、大きな大きな声で挨拶する。



「「っっ?!」」



小さな男の子たちは、まんまるお目目をこれでもかっというくらい見開く。



さらにどこから出たのかわからない力で、バケツをぽいっと上へ放り投げる。


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