【更新停止中】家政夫くんの攻略法
「おい」
双子がいる”あめ組さん”の教室の前でいじけていると、背後から声がかかる。
振り向くと、丈が合わなかったのか、くるぶしが見える彼の姿があった。
くそう、足長星人め。
坂口くんを見ていると、先ほどの彼の格好が頭に浮かぶ。
少し気まずくなり、視線をそらす。
「おまえ、そんなカッコしてるとまた下着見えんぞ」
体育座りをしていた体勢をパッと変える。
「見えないっ」
やっぱ昨日の覚えてるんだ...!
昨夜の自分の失態を思い返すと、頬がふつふつと熱くなる。
ますます彼への恨みが募る。