【更新停止中】家政夫くんの攻略法



「おい」


双子がいる”あめ組さん”の教室の前でいじけていると、背後から声がかかる。


振り向くと、丈が合わなかったのか、くるぶしが見える彼の姿があった。



くそう、足長星人め。



坂口くんを見ていると、先ほどの彼の格好が頭に浮かぶ。


少し気まずくなり、視線をそらす。



「おまえ、そんなカッコしてるとまた下着見えんぞ」



体育座りをしていた体勢をパッと変える。



「見えないっ」



やっぱ昨日の覚えてるんだ...!


昨夜の自分の失態を思い返すと、頬がふつふつと熱くなる。


ますます彼への恨みが募る。


< 51 / 257 >

この作品をシェア

pagetop