月下の踊り子





「遅れましたがおはようございます羽鳥さん」

「ああ、おはよう」



そろそろ時間だろう。


ちらっと横目で周りを見る。


誰もいない。


今は自分と羽鳥さんだけ。


さぁそろそろお互いに今日の仕事が始まる。


私はその手を取って牢の中を飛び出した――。






☆間奏了☆


< 160 / 207 >

この作品をシェア

pagetop