先生と過ごした1年間




「来ないで!」


震える声で小さく呟いた


あたしへと近付いた手が
ゆっくり離れて

「悪い…先行くな」

朱鷺は静かに保健室を出ていった






< 14 / 56 >

この作品をシェア

pagetop