先生と過ごした1年間
何もない殺風景な部屋
あるのは、必要最低限の
ものだけ。
俺は空いてる部屋を
真壁にあげた
そんな俺の部屋を見渡し
もの言いたげな真壁
「ありがと」
ちょっと強気な言い方
「嫌なことは忘れて、ご飯食おーぜ☆」
リビングに通し
スプーンを真壁に渡した
真壁は美味しそうに俺の作ったオムライスをほうばりながら
「朱鷺…あたし邪魔じゃない?」
なんて、今更な事を聞いてくる真壁に
口の中の米を吹きそうになるのを押さえながら
「全然?οむしろ独りで寂しかったから来てくれて嬉しいよ」
これは、俺の本心。