これでも一応女です。
「棗。メイク行ってこい。お前だけのスタイリストを付けるから」

ハァ…なんかもうアイドルなんだね。

決定なんだね。

取りあえず…行けば良いのか。

『柊棗様』

あ、ここか。


ガチャ。


「失礼しまーす」

「初めまして、専属スタイリストの三好馨です」

馨…さん。

良い人っぽいな。

「馨って呼んでね? あーやっぱカッコいいね棗ちゃん」

え?カッコいいのか自分(笑)

「そ、それはありがとうございます」

お世辞でも、カッコいいでも、褒められると嬉しいもんだ。
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