これでも一応女です。
「では、あとでこの場所まで来てください」

と慎は地図を渡す。

「じゃああたしらは行くね?」

「うん、いってらっしゃい^^」



あの家にはもう戻れないのか。

新しい……じゃないけど新しい家が待ってるんだもん。

「つめ……棗!!」

「はぃぃ!!」

やば、あたし一人の世界に入り浸ってた…。

「聞いてるのか?」

「ごめ聞いてなかった」

「はぁ…今から式場行くから」

はいはいわかってるよー。

「ドレスとかもう用意してるから」

勝手に。

まぁそのほうが楽ですけど。

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