これでも一応女です。
「…尚紀くん?」

「……何」

「ちょっと、そんな怖い顔しないでよ。いいこと教えてあげるから」

「何」

そう言うと佑月は携帯を取り出して何やら写真を探し始めた。

「……これこれっ」


「だから何っ…」

「じゃーん!この子どぉ?」

佑月は一つの写真を尚紀に見せた。

「どぉ?じゃねーよ、俺コレでもアイドルだから付き合うのは…」

「俺らは結婚するけど?」

「あーはいはい慎たちは黙ってて」

「てめぇ…」

「甘いわね、尚紀くん」

「は?」



< 205 / 247 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop