これでも一応女です。
「ほら。拗ねないでよ尚紀くん、優希のアドレス教えてあげるから…ね?」

「ありがとうございます佑月様っ!!」

よかったね。

「てゆか…佑月の後ろに黒いオーラが見えるのはあたしだけ?」

「なーに言ってんのー?棗?…」

黒いっ!黒いよ佑月!!

「やったああああああああああああああああ!!」

何故か急に尚紀の悲鳴に近い叫び声が聞こえた。

「ちょ、耳痛いっつーの」

「尚紀くんうるさい」

「黙れよ尚紀」

「てゆかうざいよね」

「…何!?みんな俺に恨みでもあるわけ!?」

「で、何の悲鳴なんだよ今の」

「聞いて驚くなよ?」

「「「「へーすごいねー」」」」

「やめてください…すみません…」

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