これでも一応女です。




…………



「棗、おめでとう…」

「お父さんっ!!」

結婚式を終えたあたし達の前にお父さんとお母さんが現れた←

すると、スッとあたしの前に慎が立った。

「お父様、挨拶もなしに急に結婚してしまって申し訳ありません。僕は生涯をかけて、棗さんをお守りします。まだまだ未熟者ですがこれからもよろしくお願いします」

慎……。

お守りしなくていいよっ!←

「慎くん、あの慎くんだね?棗の家の隣に住んでいた慎くんだね?」

「はい」

「棗をよろしく頼むよ。幸せにしてやってくれ」

「当たり前です」

自信たっぷりで言うもんだから笑っちゃった。


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