これでも一応女です。

慎side

そう言った棗は、まるで子供のようだった。

嬉しそうに両親と腕を組み、とても可愛かった。

…ここに棗の親が居なかったら抱きしめてんのに←

まぁ俺は今……棗の妹達の面倒をみてるんだけど。

すると棗の弟、裕紀と春紀が話しかけてきた。

「慎兄ちゃんゲーム得意?」

「ん、ゲームか…得意だぞ?勝負するか??」

「慎兄ちゃんが負けたら棗姉ちゃんにちゅーして?」

ぶはっ。

俺は思わず吹く。

吹くだろぉぉぉ…。

てか何言ってんだこの弟は!





< 215 / 247 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop