これでも一応女です。
「「棗姉ちゃん!!」」

俺と人形交渉が終わった途端ミニ棗達は(真)棗のもとへ走って行った。

「「慎兄ちゃんがお人形買ってくれるんだって!!」」

あーあ、もう言ってるし。

「えっ!?悪いよ慎!あたしが買うからいいよ?」

「何言ってんの棗?」

「へ?」

「俺が買ってあげたいの」

「う、でも悪いからっ」

「そーかそーか、棗は俺の言うことを聞けなくなったんだね?」

「何言ってんだよ!」

「お仕置きしないとね?」

「キャラキャラ!!キャラ変だよ!」

「口答えまでするようになったのか…」

俺はジリジリと棗に迫る。

棗の背中が壁に付いてしまうとこまで来た。

すると棗は

「ごめんなさい!奈月と三月に買ってあげてください」


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