これでも一応女です。
あたしが苛々してる間に着いたみたい。

「行くぞ」

へぃへぃー。

行きゃあいいんでしょ行きゃあ。

「……」

お顔が怖いですよ?慎さん。



「親父居るか」

「おぉ!棗ちゃん今日も慎よりカッコいいね!」

真司郎さんだ。

待て待て、抱きつくのはおかしいだろう。

「ちょっ…しんじろ…さ」

「親父っ!!何してんだよ!!」

慎が助けてくれた。

「何って何だ?」

「はああ!?棗に近付くな!触るな!!」

「自分の娘に近付いてて何が悪いんだ?」

「うるさいっ近付くなよ!!」


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