これでも一応女です。
「尚紀も…ごめんね?殴ったとこ平気?」

「大丈夫!愛のパワーがあれば…ぐはっ」

「チッ…やっぱなんかムカつくわ…もっとやっときゃよかった…」

「とりあえず優希呼んだけど、佑月ちゃんとか呼んでどっか行かね?」

「今??いやいや無理だろ。今記者会見終わったとこだぜ?外なんか出られねぇよ」

「……えとじゃあ、あたしの家はどう??」

そういうと慎があたしをくいっと引っ張った。

「"あたしの"家?俺たちの家だろ?」

「うんっ!!」

無意識に顔が緩んじゃうな…//


やっぱり慎は運命の人だったんだよね。

小さい頃に出会って、離れて、でもまた出会って。

恋をして、付き合えたんだから。

「棗!」

「え、なに…」

「ずっと一緒にいような!!」

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