『仰せのままに、お嬢様』《完》
2 お嬢様にふさわしいのは…?
☆☆☆☆☆
その後は楓さんと一緒に、
雑貨屋に入ったり、本屋に
行ったりした。
楓さんはまたあたしの手を
引いて、『次はこうしよう、
ああしよう』とどんどん
リードしていく。
あたしは真冬だというのに
赤い顔をしながら、それに
ついて行ってるだけだった。
そんなこんなで何時間か
経ち、空が薄暗くなって来た頃。
ようやく楓さんは満足そうに
微笑んで、
「本日はこのくらいに
いたしましょう。
いかがですか、リリカ様。
大勢の男性がいる繁華街にも、
多少は慣れてこられましたか?」
_
その後は楓さんと一緒に、
雑貨屋に入ったり、本屋に
行ったりした。
楓さんはまたあたしの手を
引いて、『次はこうしよう、
ああしよう』とどんどん
リードしていく。
あたしは真冬だというのに
赤い顔をしながら、それに
ついて行ってるだけだった。
そんなこんなで何時間か
経ち、空が薄暗くなって来た頃。
ようやく楓さんは満足そうに
微笑んで、
「本日はこのくらいに
いたしましょう。
いかがですか、リリカ様。
大勢の男性がいる繁華街にも、
多少は慣れてこられましたか?」
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