雷男子注意報!!


「……風邪引く。」


そう言った蓮は。
きっと私の濡れた髪をみたのね。


「……蓮のせいよ?ね、なんかあったんでしょ。私が聞いてあげる。いつも聞いてもらってるから。」


話して?


私もブランコに揺られながら。


「……ごめんな。」


なにが?

なにに対しての謝罪なの?


「……うん。」


でもあえてきかないで頷く。


……なんとなく聞かなくてもわかる日が来るって思えたから。










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