雷男子注意報!!


「―――それで、親も交えて食事会なんて如何かと。」


彩菜さんの声が刺々しいしいのはきっと私がいるから。


「あ、ついでに愛蘭さんも如何?」


“見せ付けてあげる”

そう言っているように見えて…



「…私は結構です。蓮にも彩菜さんにも迷惑はかけたくありません。」



私の本音。

……のはずなのに。


「嘘よ。私と蓮の仲を引き裂こうとしている癖に。よくも……まぁ……この家にお世話になっていられるわね。尊敬しちゃうわ。」



馬鹿にしたような、人を見下したような目に言葉。


私だって人間。


こんな言い方されたら……
腹が立つ。













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