雷男子注意報!!
しばらく泣いてから、お母さんから離れた。
今まで誰にも話せなかった私の話を聞いて欲しかったから。
「……お母さん」
「ん?」
「私、自分の気持ちがわからなくなったの…誰が好きなのか分からない…」
「そうねぇ………」
考えるふりをするお母さん。
なにか、知ってるね。
「2人が海に落ちたとして。愛蘭はどっちを先に助ける?」
どっちを先にって話より前に海に落ちたるのは私よきっと。
「わからない。」