雷男子注意報!!



ゆっくりとでも確実にお見合い相手に近づく。


お見合い相手の目の前にたどり着いたとき……


「愛蘭さん。僕と帰りましょう。お母さん達が心配してますよ?」


やっぱり嫌………

「帰らない。」


「会社が潰れてもいいんですか?」

嫌………


「僕と寝れば、会社を守ること、できるのに。」



嫌………


近づいてくる体に背中に迫る大きな木。



―――逃げれない……


ゆっくりと目を閉じた。











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