狼様の愛のカタチ理論
狼さんと話すのが夢中で忘れてた!
「左汰!今いく!」
狼さんから手を離して左汰の方を振り向き叫ぶ
「あ、じゃあ、わたし……って、え?」
振り向くと、すでにそこにあの狼さんの姿はない
あれ、どこに行ったんだろう?ほんの一瞬だけ目を離しただけなのに…
「………」
あの狼さん、本当になんだったんだろう
そして、あの少しだけ浮かんだ記憶も―…
昔にあった記憶なんてない。なのに私を襲った記憶はなんだったんだろう…
だって、あんな綺麗な狼にもし合ったなら、覚えてるはず
それを思いだせないのは、私の記憶違いだから?
「……………」
不思議な気持ちがわたしを襲う
また、会えるかな…いや、また会いたい
「……………」
そう頭で考えて、わたしは急いで右汰達のもとに走った―――……
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