狼様の愛のカタチ理論
「それは…」
「?」
「あ!…それより、ここまで疲れたと思いますから、なにかフルーツでも取って来ます」
「…へ?」
あわててその場所から立ち上がり、私達の背後にある森を指差す
「あの森には、フルーツがなっていますので取ってきます。沙優様は右汰とここでお待ちください」
「え、ちょっ」
"待って!"そう言う余裕もなく左汰は颯爽と私達から離れ歩いて行ってしまった
…………今の
「誤魔化された?」
チラと右汰をみれば、彼も当然わたしの目をみようとしない
そんなに、言いたくないことなのか
右汰が私に冷たくて、聞いても答えてくれないことはたまにあるけど
左汰のあーゆう態度は珍しい
まぁ、言いたくないなら…無理には聞かないほうがいいよね
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