狼様の愛のカタチ理論
理由は、私は小学3年生のころ―…両親を事故で亡くしたからだ
それからと言うもの、私は親戚の家をたらい回しにされ、最終的に故郷から遠く離れたこの施設にたどり着いた
その事に関して、私は自分が不幸だとは思ってない
家族を失っても、親戚中にたらい回しにされても
私は最終的にここにたどり着けた事を誇りに思うから
優しく時に厳しい院長さんに可愛かったり、少し憎かったりする施設の子供たちやこの町の人々
その人たちのお陰で今の私があるから―…
「よし!じゃあ行くぞー!」
手をあげると子供立ちも手をあげながら門に一気に走っていく
今日は、施設を留守にしている院長様の変わりに買い物をして夕食をつくり子供たちと浅い川のある公園にいく約束をしたのだ
院長様も家族があり、ある程度の年の私が面倒をみることが1ヶ月に数回ある
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