狼様の愛のカタチ理論
「沙優様…話してくれるくなって、すぐにこんな言葉は失礼な事だと分かってます。ですけど…私とここにいない右汰にとって、貴女は大切な主です」
「………っ」
「主をなくすことや、主が弱っていくのを見るのは辛いです」
「……」
「少しだけ、食べてください」
頭を下げて左汰はそう言うなり、部屋の電気をけして静かに部屋を出ていってしまった―…
左汰の思いに、私の胸は痛い
食べなければ生きていけない…そんなの、分かってるよ
でも…食べたくないんだもん…なにも…食べたくない
もう、どうなってもいいんだ。私を必要としてくれる存在なんて
左汰と右汰、それ以外は私にはいないんだもん…
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